• 患者数

年齢区分	10歳未満	10代	20代	30代	40代	50代	60代	70代	80代	90歳以上	総計
平成28年度	－	31	53	123	272	369	657	963	550	67	3,085
平成27年度	－	16	34	100	246	320	613	806	357	23	2,515

※症例数が10未満の場合は「－」で表示しています。
※一般病棟退院患者を対象としています。

＜コメント＞  平成28年度に当院を退院された患者さんの平均年齢は66.5歳となっております。昨年度は65歳でした。各年代で増加傾向となっており、退院患者全体数が大幅に増えています。

• 診断群分類別患者数等（診療科患者数上位）

※全国平均は厚労省『平成27年度（最新）ＤＰＣ導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告、平均在院日数（DPC準備病院）』より

【内科】

DPCｺｰﾄﾞ	DPC名称	DPC補助名称	件数	平均 在院日数 (自院)	平均 在院日数 (全国)	平均 年齢
060100xx01xx0x	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし	226	2.1	-	62.8
060100xx99xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）	手術なし	47	3.0	3.14	70.1
160650xx99x0xx	コンパートメント症候群	手術なし 手術・処置等２なし	24	40.0	27.76	85.2
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍	手術なし 手術・処置等１あり 手術・処置等２なし	21	3.5	-	68.1
040110xxxxx0xx	間質性肺炎	手術・処置等２なし	17	13.8	23.53	65.9

＜コメント＞  消化器、呼吸器、糖尿病、循環器の専門医が幅広く内科疾患の診療を行っています。消化器は外科と共同で迅速な対応を行っており、外来日は毎日、内視鏡検査を行っています。呼吸器は呼吸器感染症、肺癌、気管支喘息、慢性閉塞性疾患（COPD）、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群など多彩な呼吸器疾患の診療に加え、COPDに対する包括的呼吸リハビリテーション（外来と入院）を行っています。糖尿病は外来診療と定期的な糖尿病教室、治療入院と教育入院（１週間と週末３日間）を行っています。

【外科】

DPCｺｰﾄﾞ	DPC名称	DPC補助名称	件数	平均 在院日数 (自院)	平均 在院日数 (全国)	平均 年齢
060100xx01xx0x	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし	78	2.1	-	64.6
060160x002xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	33	4.2	-	60.2
060330xx02xxxx	胆嚢疾患（胆嚢結石など）	腹腔鏡下胆嚢摘出術等	17	6.1	9.78	56.9
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）	ヘルニア手術　鼠径ヘルニア	10	4.0	11.08	69.1
060035xx04xx0x	結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし	8	6.0	5.25	66.5
060100xx03xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）	早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	8	8.1	8.21	57.1
060035xx01000x	結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍	結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし	7	18.4	-	64.6
060035xx03xxxx	結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍	早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	7	8.9	8.86	63.9
060020xx04x0xx	胃の悪性腫瘍	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等２なし	6	10.1	10.51	73.8
060102xx99xxxx	穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患	手術なし	6	11.0	8.45	54.7

＜コメント＞ 胃癌、大腸癌、食道癌、膵癌などの悪性消化器疾患、胆石症、虫垂炎、腹膜炎などの消化器良性疾患を中心に、腹壁・鼠径ヘルニア、乳腺疾患、末梢血管疾患など幅広く外科診療を行っています。悪性疾患に対しては進行度に応じて内視鏡治療（ESD）や腹腔鏡下手術、進行症例には開腹手術や化学療法を含めた集学的治療を行っています。腹壁・鼠径ヘルニアに対しては正確な画像診断を試み、腹腔鏡治療を中心とした治療法の選択を行っています。消化管出血、虫垂炎、腹膜炎、腸閉塞などの救急疾患にも十分に対応できる体制となっています。乳腺疾患には女性乳腺外科専門医が中心に診療にあたっています。

【整形外科】

DPCｺｰﾄﾞ	DPC名称	DPC補助名称	件数	平均/ 在院日数 (自院)	平均/ 在院日数 (全国)	平均/ 年齢
070343xx01x0xx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等 手術・処置等２なし	277	27.7	-	71.5
070343xx99x20x	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	手術なし 手術・処置等２－２あり 副傷病なし	187	4.6	9.08	71.5
070343xx99x1xx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	手術なし 手術・処置等２－１あり	171	10.0	3.90	80.0
070341xx99xx0x	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　頸部	手術なし 副傷病なし	96	6.5	10.11	67.2
070343xx01x1xx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等 手術・処置等２－１あり	91	31.3	25.00	71.2
070350xx97xxxx	椎間板変性、ヘルニア	その他の手術あり	88	18.7	18.13	51.2
070343xx01x2xx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等 手術・処置等２－２あり	79	36.4	44.98	71.2
070341xx020xxx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　頸部	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　後方又は後側方固定等 手術・処置等１なし	78	43.9	-	71.8
070180xx97xx0x	脊椎変形	手術あり 副傷病なし	73	37.5	27.11	55.6
070180xx99xx0x	脊椎変形	手術なし 副傷病なし	55	7.3	6.35	73.0
070343xx97x0xx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	その他の手術あり 手術・処置等２なし	55	18.2	18.60	70.0
070341xx010xxx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　頸部	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等 手術・処置等１なし	42	46.8	-	59.8
160690xx99xx0x	胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)	手術なし 副傷病なし	39	41.1	25.22	79.7
070343xx97x1xx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	その他の手術あり 手術・処置等２－１あり	37	17.3	18.10	67.4
070350xx99xxxx	椎間板変性、ヘルニア	手術なし	32	8.2	10.24	54.6
070343xx99x21x	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	手術なし 手術・処置等２－２あり 副傷病あり	26	4.6	14.22	75.4
070180xx97xx1x	脊椎変形	手術あり 副傷病あり	25	41.3	51.29	74.0
010155xxxxx00x	運動ニューロン疾患等	手術・処置等２なし 副傷病なし	21	18.5	14.22	61.9
070343xx97x2xx	脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)　腰部骨盤、不安定椎	その他の手術あり 手術・処置等２－２あり	15	17.9	32.48	71.7
070180xx99xx1x	脊椎変形	手術なし 副傷病あり	13	8.5	9.64	73.0

＜コメント＞  脊椎・脊髄の専門です。脊椎の特性から、高度のトレーニングを受けた専門スタッフによるグループ診察を行い、頚椎後縦靭帯骨化症、脊椎脊髄腫瘍、腰部脊柱管狭窄症や、高齢者の後湾症（腰曲がり）、側弯症といった成人脊椎変形などの難治疾患に関する手術療法の他、脊椎疾患に対する各種保存療法を行っています。

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• 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位）

【外科】

手術 Kｺｰﾄﾞ	手術名称	件数	平均 術前日数	平均 術後日数	平均 年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径 2㎝未満）	82	0.02	1.24	64.91
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	37	1.38	3.22	62.98
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	23	3.09	3.48	55.80
K721-4	早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	16	0.94	6.69	60.72
K6335	ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)	10	1.00	2.00	69.64
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径 2㎝以上）	9	1.33	4.56	66.61
K6532	内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術）	7	1.71	15.86	75.66
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	7	2.43	17.71	65.84

＜コメント＞ 大腸疾患について多くの手術を行っております。EMRは2cm以上の病変の切除が困難で、取り残しによる再発の可能性があります。その点ESDは、広範囲の病変の切除が可能ですので、切除後再発の可能性が大幅に低減します。

【整形外科】

手術 Kｺｰﾄﾞ	手術名称	件数	平均 術前日数	平均 術後日数	平均 年齢
K1423	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（後方椎体固定）	369	4.81	28.02	72.54
K1422	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（後方又は後側方固定）	139	4.56	23.32	71.15
K1425	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓切除）	97	3.96	14.92	69.79
K1342	椎間板摘出術（後方摘出術）	76	3.59	11.21	51.19
K1426	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓形成）	72	5.28	35.81	71.57
K1421	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（前方椎体固定）	56	6.91	43.80	60.48

＜コメント＞ 脊椎固定術は、上下の椎骨をプレートやスクリュー、ロッド、スペーサーと呼ばれる固定用の器具を用いて固定し、脊椎を安定させる手術です。併せて、自家骨移植（手術中に削った椎骨や、骨盤から採取した骨を、椎骨に移植します）を行い、最終的には器具だけではなく、自分の骨でも固定されるようにします。また、脊柱管内を通る脊髄や神経（神経根）が圧迫されて、麻痺やしびれ、痛みなどがある場合には、同時に圧迫をゆるめる手術（除圧）を行ないます。